疑義照会FAXの書き方・例文と無料テンプレート
疑義照会とは、調剤薬局が処方内容に疑わしい点や確認したい点があるときに、処方した医師へ問い合わせることです。薬剤師法第24条では、処方箋に疑わしい点があるときは、処方した医師等に問い合わせて確かめたうえでなければ調剤してはならないと定められています。
このページでは、FAXで疑義照会を行うときに書く項目と、照会区分ごとの文例をまとめました。文例は、そのまま使える無料のテンプレート「らくそう」にも反映できます。
疑義照会FAXを無料で作成するログイン不要
作成画面が開いたら、「書式」で「疑義照会FAX」を選んでください(最初は「ビジネス送付状」が表示されている場合があります)。
こんなときに便利です
- 医療機関によっては、疑義照会を電話ではなくFAXでのみ受け付けているところもあります。そのようなときに、必要な項目がそろった疑義照会FAXを、すぐに作成できます。
- 同じ医療機関へ、同じ区分の照会を繰り返し送るとき。宛先や定型文を登録しておけば、選ぶだけで入力できます。
- 店舗や担当者ごとに書式がバラバラで、統一したいとき。
疑義照会FAXに書く項目
日付・時刻
いつ送った照会かを後から確認できるようにします。急ぎの場合は時刻も入れておくと、受け取る側が優先度を判断しやすくなります。
宛先(医療機関名・診療科・医師名)
宛先TEL・FAXもあわせて記載します。送信前に、FAX番号の押し間違いがないか必ず見直してください。
送り主(薬局名・担当者)
回答先のTEL・FAXを、代表番号ではなく実際にやり取りできる番号で書くと、返信がスムーズです。
患者ID(処方箋番号)・患者氏名
どの処方箋についての照会かを特定するための項目です。個人情報にあたるため、記載の範囲は所属する施設のルールに従ってください。
照会区分
残薬調整、規格変更、出荷調整など、照会の種類を先頭で示すと、受け取る側が内容をすぐ把握できます。
疑義照会内容
「何について」「どうしたいか」を具体的に書きます。詳しくは次の文例を参考にしてください。
特記事項
回答の期限や、患者様をお待たせしている状況など、補足があれば添えます。
書くときのポイント
- 冒頭で、照会区分と結論(何を確認したいのか)を先に示します。
- 薬剤名・規格・日数など、数字や固有名詞は、処方箋の記載とそろえて具体的に書きます。
- 回答してほしい内容(変更してよいか、日数を調整してよいか、など)が、はい・いいえで答えられる形だと、返信が早くなります。
- 回答の期限や、患者様をお待たせしている事情があれば、特記事項に添えます。
- 送信前に、宛先のFAX番号と、患者ID・患者氏名の誤りがないかを見直します。
送信前の注意:FAX番号の間違いは、個人情報の流出につながります
疑義照会FAXには、患者ID・患者氏名など、個人情報が含まれることがあります。番号を間違えて、別の医療機関や第三者に送ってしまうと、重大な個人情報の流出につながるおそれがあります。送付先のFAX番号は、十分に注意して確認してください。
- 送信前に、宛先のFAX番号を、手元の資料(処方箋や医療機関の連絡先リストなど)と照らし合わせて確認します。
- よく送る宛先は、FAX機の短縮ダイヤルに登録しておくことをおすすめします。手入力による押し間違いを防げます。
- 短縮ダイヤルの登録内容も、医療機関の番号変更などに備えて、定期的に見直します。
- 番号の確認方法や、送信後の対応は、所属する施設のルールに従ってください。
照会区分ごとの文例
〇〇の部分を、実際の内容に置き換えてお使いください。
残薬調整
患者様より、〇〇(薬剤名)の残薬が〇日分あるとの申し出がありました。今回の処方日数を〇日分から〇日分へ調整してよろしいでしょうか。
規格変更
〇〇(薬剤名)〇mgについて、〇mgへの規格変更でよろしいでしょうか。ご確認をお願いいたします。
出荷調整
〇〇(薬剤名)が出荷調整のため、入手が困難な状況です。代替として〇〇(薬剤名)への変更、または他の対応が可能かご指示をお願いいたします。
薬剤変更
〇〇(薬剤名)について、〇〇(薬剤名)への変更でよろしいでしょうか。変更後の用法・用量もあわせてご確認をお願いいたします。
用法・用量
〇〇(薬剤名)の用法・用量について、処方箋の記載(〇〇)に確認したい点があります。意図をご教示いただけますでしょうか。
記載不備
処方箋の〇〇欄の記載が確認できませんでした。恐れ入りますが、ご確認のうえご回答をお願いいたします。
文例は、文書の書き方の参考です。薬学的な判断や、具体的な内容は、所属する薬局のルールと処方医の指示に従い、ご自身の責任でご確認ください。
「らくそう」で疑義照会FAXを作る手順
- 作成画面を開き、「書式」で「疑義照会FAX」を選びます(最初にビジネス送付状が表示されている場合は、選び直します)。
- 宛先・差出人・患者ID・患者氏名を入力します。よく使う宛先は「マスタ登録」しておくと、次回からは選ぶだけです。
- 照会区分を選ぶと、登録しておいた定型文が「疑義照会内容」に反映されます。薬剤名や日数など、変わる部分だけ書き換えます。
- 処方箋サイズ(A4・A5)を選び、プレビューを確認して、印刷またはPDF保存します。
印刷の余白や用紙の設定は、ヘルプにまとめています。
よくある質問
無料で使えますか? ログインは必要ですか?
ログインなしで、作成・印刷・PDF保存まで無料でお使いいただけます。複数の端末でマスタや下書きを共有したい場合のみ、Googleログインによるクラウド同期(30日間無料、その後は月額550円・税込)をご利用いただけます。
入力した内容はどこに保存されますか?
ログインしない場合、入力内容やマスタはお使いの端末(ブラウザ)内にのみ保存されます。外部のサーバーには送信されません。ブラウザのデータを削除すると、保存した内容も消えるためご注意ください。
患者氏名は必ず入力する必要がありますか?
いいえ、患者ID(処方箋番号)・患者氏名は任意です。記載する範囲は、所属する施設のルールに従ってください。
処方箋サイズ(A5)で印刷するにはどうすればよいですか?
書式を「疑義照会FAX」にして、処方箋サイズでA5を選ぶと、A4横のレイアウトで、左半分に送付文、右半分に処方箋を重ねる余白が出力されます。印刷ダイアログでもA4・横向きを選んでください。